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井上順孝さん(國學院大學名誉教授)「我々は自然に世の中を理解するに当たって、親や身近な人など色んな人から情報が入ってきている。『自分はどう考えたらいい』っていう根本の考え方は、実は出来ている。ただ、『どっかの信者として行動するのは嫌だ』って言う人が過半数。文化的に継承されてきたものから逃れることは出来ない。」
堀さん「それも信仰の1つだと思って良いんでしょうか?」
井上さん「ええ、緩やかな。」
堀さん「必ずしもどこかの教団や宗派に所属をしていなくても、信仰はあるものだって考えた場合には、『日本人が無宗教だと答える割合が高い』というのはそういった自覚がないからなんですね。」
宮澤エマさん「日本人独特の感性だなと思うのが『パワースポット』。そこに行くことで『気がある』『何か良いものがもらえる』って思うのは、ある種宗教のようなものに感じますね。」
自分「例えば日本人の『解決出来ないものは神様のせいにしちゃう』と神様を拠り所にするような行為にも宗教性を感じますね。」
▼放送後に思ったこと
番組前の打ち合わせで話してたことでなるほどなあと思ったことがありまして。特定の人物に精神的な対価を払うという意味においては宗教もセミナーも一緒。じゃあ、宗教かそうじゃないかを分ける考え方とは? でいうと「神話があるかどうか」。なるほど、そういう意味ではギリシヤ神話も宗教なのかと妙に腹落ち。
表題の件は、出演された二人をみてぼんやりと思ったこと。トップダウンじゃなくてボトムアップの宗教があるとするならば、それはそれで今どきでいいんじゃないかなーと思った次第。