愛車「Vespa GTS SuperTech 300」で北海道の東、道東エリアをツーリングしたときに起きたパンクトラブルの一部始終メモです。
2021年8月某日、阿寒湖観光を楽しんだ後、宿のある川湯温泉まで折り返して戻ろうかと思ったのですが、今きた道を戻るのじゃつまらない。メモしてあった津別峠の展望台から屈斜路湖を見て帰ろうと決めて、美幌方面に向けて国道241号線を走り出しました。

走って10分ほどかな? iPhoneでRadiko経由でSTVラジオを聞きながら走っているのですが、途中で音楽に切り替えようかなあと国道途中にある駐車可標エリアに入ってアプリをSpotifyに切り替えて再発進したら、左下のアラートがつきまくる!! 登り坂で全然スピードが出ない?? これはおかしいと一旦坂を降って先程の駐車場に戻って確認。

原因がまずなんだかわからない。。トラブルが起きた場所はここ。

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なんとか携帯の電波が入ったので、お世話になっているディーラーに電話。

「それ、パンクじゃないですか」

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パンクでしたorz

なんでや! 状態ですが、なってしまったものはしょうがない。パンク修理キット持ってないぞ、、、話していて持ちうる選択肢としてまず上がるのがロードサービスですが、こんな山の中、主要都市から離れまくりの場所でいつ来るかわからない。

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アドバイスに従って、まず近隣のガソリンスタンドに連絡するもそっけなく断られる。酷いぞ阿寒湖のGSよ。次にかけたのはトラブル発生地から約60kmの場所、美幌の「バイクランドたにもと」さんへ電話したら、救ってくれることに!




約1時間かけて美幌からトラブル発生箇所まで来てくれまして、パンク修理。思ったより亀裂が横に広いらしくチューブ状の修理を2度施す。

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ありがとうございます。ゆっくり運転して帰ってくださいねという言質をいただいて、国道241号をのんびり弟子屈方面に戻ってると、永山峠手前でまた空気圧ランプ点灯スピードが出ない!!なんとか峠を上り切って電波があるエリアで再度「バイクランドたにもと」さんに電話するももう流石に営業時間外。。時間は18時過ぎ。。

選択肢としては

1. 阿寒湖まで戻ってJAFなり契約しているロードサービスを呼ぶ。宿泊は阿寒湖で探す。観光地なのでなんとかなるだろう。
2. 峠の天辺まで来たので後は下るだけ。下れば少なくとも弟子屈のメインエリアまではいける。最悪、道の駅にたどり着けば。

散々悩んで2を選択。下りだけどとにかくゆっくり。アクセル全開にしても時速50kmしか出ない状態。峠を下りきって平坦な道に入ると時速40km前後がせいぜい。これで残り距離にして宿まで30km。とにかくバイクに余計な負荷をかけないように運転。幸いなことに燃料自体はたっぷり、、、なんだけどアクセルフルスロットルなのでみるみる減っていく、、、たどり着けるのかこれと思いましたが、自分と愛車を信じること約1時間。なんとか宿である「川湯温泉ゲストハウスNOMY」までたどり着くことに。



宿について、オーナーに顛末を話すと、宿の隣のライダーハウスが修理もやっているので聞いてみてはということに。正直、翌日この状態でどう行動すりゃいいんだと悩んでいたので渡に船。不安はありましたが、普通に寝ることができました。

翌日。相談に行くと、これはバイクショップじゃないですか。



お話しすると、パンク修理をもう一回するか、そもそもタイヤも売ってるから買って取り替えるか。えええ! 買います! 替えます! というか、このベスパに合うタイヤあるんですかと聞いたらたまたまあるとのこと。うおおおお、超幸運! 1時間ほどお預けして交換してもらいました。決済もデジタル対応されてて、メルペイもあったので溜まりに溜まったメルペイポイントをここで放出。助かった。

応急処置してもらって釧路のレッドバロンまで行ってタイヤ購入かなあ、でもここから86kmもあるぜ。1時間半持ってくれるかなあとか思ってただけに。バイク買って2年目に入ったぐらい、ベスパでツーリングぐらいのゆるライダーなのでさしたる下調べしてませんでしたが、ほんと幸運でした。

改めて「バイクランドたにもと」さん、「EZOライダー」さん、お世話になりました。道東を旅するライダーの何かしらの参考になればということで、記録を残しておきます。